初年度の高校受験の「結果」を振り返ってみようと思う。【個人塾経営にっき】

「ししなご進学塾」を宮城県川崎町に開業して、1年が経とうとしています。
初年度受験生は近隣中学校の中3生の5人に1人が通塾してくれる形となりました。

大変ありがたいことです。

新年度を迎える現在、問い合わせも増えてきまして、夏くらいまでには生徒数40人くらいにならないかなと夢想しています。
生徒数40人いれば、田舎の塾経営としては安定していると言えるでしょうから、次の一手を打てるのではないかと思っています。

たくさんの生徒に通っていただけるといことは、期待されていると言うことで、それは顧客に対して「結果」を示さなければならないことを示します。

今回は受験を終え、激励会も終えた今、受験を振り返って何を生かしていけるのか、何を改善できるかを考えたいと思います。

全員合格とはならなかった

当塾からの受験生全員合格とはなりませんでした。
これは率直な私自身の反省点です。

やれることはやったつもりですし、本人も頑張っていましたが、ダメでした。
それは事実として受け止め前に進まなければなりません。

ただ、受験に落ちて泣きたくなるほど勉強したという経験は、本人にとって必ず意味のあるものになると確信しています。

来年こそは全員合格を目指してさらに邁進していかなければなりません。

もちろん志望校を落として合格するのではなく、実現可能な自分にとって最高の学校に合格してもらうという意味においてです。

結果は出せるという確信を得た

塾の存在によって結果は出るという確信を得ることはできました。
昨年近隣中学校から「仙台西高校」を受験し合格したのは3人であったのに対し、今年は当塾からだけでも6人の合格者が出ています。

そしてこれは私の教え方が優れているからではありません。
今まで受験に臨むだけの「環境」が整っていなかったためだと思うんです。
「環境」を与えてあげれば、子供の成績はこれだけ上がるということです。

この学年の学力が前年より高めであった可能性もあります。
新年度の状況を見てみないとなんとも言えませんが、生徒から話を聞くとそういう節があるかもしれません。
学校の先生方の努力の賜物ですね。

塾の役割として大きかったのは、「志望校を下げさせなかったこと」だと思います。
学校の先生はどちらかと言えばいわゆる安全校を受験させようとします。
それは生徒・保護者のことを思えば当然かもしれませんね。

実際、かなり厳しいよと学校で言われていた生徒が合格しています。

塾では私立に行く可能性や二次募集の可能性も説明した上で、自分のトップ校への進学を促したつもりです。

これは予想ですが、前年も仙台西高校を志望していた生徒は当初多かったけれども、塾に通わずに過ごしているうちに前期入試での安全を取り、志望校を下げた生徒が多かったんじゃないかな思うんです。

塾に通うことで、志望校を下げずにチャレンジした生徒が複数いました。
言い換えれば「多少のリスクを取れた」とも言えます。

どのような受験がベストなのかは生徒によって違うところだと思いますが、少し背伸びしてみれば?と私は生徒に伝えたいし、それに応えるだけの環境を準備しなければと思います。

田舎の受験指導の脆弱さ

田舎の受験は「感覚」的な要素が多いように私は感じました。
「内申点が低い=厳しい」「内申点が高い=いけるかも」みたいな。
内申点が高いと言うのがどの程度なのか、どこが合格最低で、内申点によってどのくらいの点数の違いが出ているのか、など曖昧な部分が多いです。

私自身も初年度ということで、あまりデータのない状況でしたが、これからどんどんデータを蓄積していけば受験競争において優位に立てると思います。

それくらい、客観的データというものが提示されていないんです。
学校の先生も何を元に進路指導しているのか、よくわかりません。
もっと緻密なデータ・客観的事実に基づいて受験校を決定できるようにして、田舎の受験を強固なものにしたいと思います。

田舎の塾がやるべきこと

田舎の塾がやるべきことは何なのかを考えてみます。
私は今回の受験の過程と結果を踏まえて以下のことに注力すべきと考えました。

①生徒に客観的データを伝え、目標達成までにやるべきことを示す。
②志望校における多少の背伸びを許す環境を用意する。
③周囲の生徒に流されず、自分の志望校を目指すメンタル管理をする。

①と②は田舎とかは関係ありませんね。
どこの地域でもそうでしょう。

ただ、そういう「当たり前」を田舎の子供たちに提供することが大切だと思います。

③は田舎特有と言えるかもしれません。
首都圏ならば、そもそも高校の進学先なんて被らないことが多いです。
多少被ってもそんなに多くありません。

でも田舎の場合、そもそも受験できる高校自体が少ないため、付和雷同的な圧力を受けることがあります。
前期入試で軽く受験を終える予定の生徒ばかりだと、心が揺らぐ気持ちは痛いほどわかります。

そういう生徒を支える役割が田舎の塾にはあるのかなと思います。

まとめ

受験が終わって振り返りをしてみました。
成績開示をしてもらっているので、そこからわかるデータなんかも今度まとめられればいいなと思っています。

受験生はとにかく全員頑張ってくれました。

「田舎の生徒のため」なんていうつもりはありません。
私のためにやっていることですから。

でも私のためにやっていることが生徒のためにならないと、塾は成立しませんから、精一杯やります。

ではまた!