塾に漢字検定対策コースを設置した理由【個人塾経営にっき】

私は塾を経営する上で、漢字検定が大きな武器になり得るのではないかと考えています。
数ある検定の中でも、漢検・数検・英検は三大検定と言えるほどの認知度ですが、とりわけ「漢検」に大きなメリットを見出せるように思うんです。

そこで、私は新年度から「漢検合格プログラム」というコースを設置しました。
今年は試運転のような形になりますが、ここで成果を出すことができると、次に大きなステップを踏み出せるでしょう。

今日はなぜ「漢検」にメリットを感じるかをまとめてみたいと思います。

まず前提として

高校受験で検定を持っていると優遇されることがあるという前提に立ちます。
内申点に直接加味されたり、前期入試を受験する際の基準が低くなったりと恩恵を受けることができます。

また、内申点のために検定を受けるのはどうなのか?という疑問は今回は置いておきます。
数ある検定の中で、なぜ漢字検定がいいのかについてまとめるためです。

検定不要とか、内申点のための活動には反対とか、様々な主張があると思いますが、多分決着はつかないと思います。

あと、英検や数検がダメと言っているのではありません。
コースを設置するメリットについてまとめるもので、こういう手法も面白いよねという話です。

漢字検定は「結果」を得やすい

漢字検定は級を取るまでのハードルが、最も低いと言えます。
理由は単純で、「国語検定」ではないからです。
他の検定は「英語」とか「数学」とか幅広い、単元分けされていない科目を扱うのに対して、漢検は「国語」の中で「漢字」という狭い単元で勝負することができるんです。

なので、対策も非常にしやすいです。
英検の対策となれば、ライティング、リスニング、スピーキングと様々な力が試されます。
数検でも同様に計算力・実用数学と様々な単元を勉強しなければなりません。

もともと英語が得意な子が英検を受検するのはありだと思います。
でも受験に向けてとにかく検定を取りたいと考えた場合は英検よりも漢検の方が圧倒的に対策しやすいです。

また、志望校がいわゆる中堅校クラスになってくると、求められる検定のレベルが準2級になります。
準2級って中学生にとってはかなりハードルが高いんです。
だって、英検の準2級も数検の準2級も高校一年生程度の学力ですからね。

数学なんて、三角比の問題まで出ますよ。

つまり、かなり特殊な勉強をしないとダメなんです。
中3なのに高1の内容やるわけですから、塾としても対策が打ちにくいですよね。

自分で進めておいてねって感じになってしまいます。

でも漢字って高校生にならないと覚えられないものはありません。
習う必要がありませんから。
「何をやれば合格できるか」が明確な試験ということです。

検定級を取ることができれば、本人の自信にもつながりますし、次への意欲も湧いてくるでしょう。
塾が提供できる「結果」として漢検は優秀だと言えます。

受験の漢字対策にそのまま使える

受験の漢字対策っておろそかになりがちですよね。
決して配点は低くないですが、何せ中学校3年生までに習う2000字程度の漢字すべてが範囲です。
さあ勉強するぞ!となった時、最初に手をつけるべきものではありません。
受験回数が多くない地方の高校受験ならなおさらです。

漢字という単元は、中学校3年生でなんとかなる科目じゃないんです。
それまでの積み重ねが大切です。
ですので、中1・2の頃に漢字検定の勉強しておけば、中3で対策しにくい漢字という単元ができていることになります。
入試の得点もアップする上に、内申点も上がるので効率が良いですよね。

中学校3年生で英数に注力するためにも、漢字検定を受けておくことは合理的だと思います。

近くの目標を設定するのに最適

小さな成功体験って子供にとって大切なものです。
定期テストが伸び悩んでいるなら、漢字検定は面白い着火剤になり得るように思います。
定期テストは周りの生徒との勝負ですから、勉強が結果に思ったように反映されないこともあります。
それに範囲が広いですから、やるべきことが多くなって広く浅くの勉強になりがちです。
結果も順位しかでませんしね。

漢字検定ならやるべきことが明確ですし、周囲の出来は一切関係ないので、自分との勝負をすることができます。
「級」という目に見える形で認めてもらえるので、やる気のアップと自己肯定感につながります。

「受験」という目標では大きすぎて実感できませんし、定期テストは順位しか出ないため「合格・不合格」をもらうことができません。

漢字検定は、近い目標の中で「合格・不合格」をもらうことができるため目標設定に最適だと考えます。

飛び級が容易い

漢字検定は、前の級が取れていないと受験できないということがありません。
英検や数検は、前の級の内容が理解されていない場合、上の級で合格することは難しいです。

ルートの計算が分からないと二次関数が解けないのと同じです。
前の級の内容が前提として次の級に出てくるため、順々に合格していかないといけません。

もし受験に目覚め、検定を取る!と決意しても、時期によっては加味される級までたどり着かないという可能性があります

漢検なら、前の級の漢字が中心となって出題されることはないため、いきなり準2級に挑戦することもできます。
勉強すれば、3級を持っていなくとも準2級に合格することが十分に可能です。

また、小学生は英検や数検を受検するのは少し難しいです。
まだ英語も数学も扱っていませんから。
でも漢字検定なら思い切った飛び級も可能です。

それこそ本気でやれば3級くらいまでは小学生のうちにとれてもおかしくないと思います。
それが高校受験に結びつくなんて、素晴らしいことだと思います。

まとめ

漢字検定のメリットについてまとめて見ました。
大切なことは、漢字検定受け解けばよかった!って子供たちに思わせないように、情報を提示しておくことだと思います。

漢字検定を生徒が取りながら勉強するというサイクルが作れれば、合格実績も上がっていくように思うんですよね。

もし私が気がついていないメリットやデメリットがあれば、教えていただければ幸いです!

ではまた!

2 件のコメント

  • いろいろと共感致します。検定の中で漢検は最もハードルが低いと言われたりしますが、漢検の勉強は「勉強」の仕方を学べる機会だと思っております。試行錯誤して問題を解くのではなく、決められた範囲のものをどれだけ完璧に覚えられるかという力が問われますよね。単純にテスト範囲を勉強するだけでなく、こども達により良い勉強法を見つけてもらえたら良いですよね。

    • コメントありがとうございます!
      漢字検定は勉強のやり方を学ぶいい機会だと思います。

      実際に今年1年やらせてみて、次につなげようと思います!

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