学習塾を開業するときにこだわった「6つの立地条件」【個人塾開業までの道のり】

世の中には様々な学習塾があります。
科目や学年に特化した学習塾もありますが、私の塾は場所で差別化を図っています。

私の知っている塾長の中には、「塾は必ず2階になければいけない」という人もいますし、「場所は関係ない」という人もいます。
ただ、普遍的な答えは多分見つかりません。
大切なことは、対象にする学年や科目によって適切な場所に作ることです。

今日は私が学習塾を作るときに、こだわった立地と場所決めの過程についてまとめてみたいと思います。

田舎で物件を探すのは「自分の足」

田舎で学習塾を作ると考え、まずは不動産屋に行きました。
3件くらい行きましたが、一つもテナントを持っている不動産屋はありませんでした。

次に役場の「空き家バンク」を訪ねました。
そもそも登録されている物件自体が少なくダメでした。
あと、買い物件が多く、貸し物件はほとんどありませんでした。

なので、自分の車で空いている物件を探して、役場の方に連絡先を聞き直接連絡をするという手法をとりました。
ここから4件断られ、ようやく見つけた物件が今の塾です。

田舎って空き家はいっぱいあるんですけど、みんな「めんどくさい」が優先して整理してないんですよね。
だから貸すことができない状態なんです。

借りたければ直接交渉が一番てっとり早いと思います。

今の物件も、荷物の片付けなんかを自分でやりました。
(親戚の方や家族にも手伝ってもらってです。)

でも、これってプラス要素とも考えられると思います。
だって、こんなにめんどくさいところには、なかなかライバル企業はできないでしょ!笑

つまり場所自体が参入障壁になっているということです。
まあ、誰もやりたくないかもしれませんが笑

塾の立地でこだわった6つのこと

①中学校、小学校の徒歩圏内である

地方は完全な車社会です。
子供は塾に歩きで来られないと、親に車で送ってもらわなければいけません。
帰りは仕事帰りに迎えに来られますが、通塾に車を出すことになると親の負担が大きくなります。
平均所得が低いので共働きの家庭が多く、これを避けるために学校から徒歩圏内を条件としました。

中学校から徒歩8分くらいで、小学校からは10分くらいだと思います。

②広い駐車場がある

多くの生徒が塾から帰宅するのに、車での迎えが必要です。
広めの駐車場がないと送り迎えの時のハードルが高くなりますし、面談などの際に路上駐車を余儀無くされてしまいます。

最低でも4台は停められるスペースを探しました。
現在の物件は、多分10台は停められます笑

③教室を3つ確保できる

狭い塾は「田舎の塾」感が出すぎてしまうと思いました。
個人塾感が強すぎて「田舎にある普通の塾」というコンセプトに当てはまらないような気がしたんです。

また自習室の確保も絶対にしたかったので、授業教室2つ、自習室1つは最低条件だと思いました。
最悪職員室はいらないと思っていましたが、これも確保できるサイズの物件にめぐりあえました。

とにかく授業をやるだけの場所感は絶対に出したくなかったんです。

自習にも来られるし、なんとなく立ち寄ることもできる塾を目指しました。
そうすることで「田舎にある普通の塾」という形をとることができたと思います。

④家賃が安い

ランニングコストは絶対に抑える必要がありました。
これは都会に開業するよりもシビアな判断を要します。
だって田舎で人口も少なくて、家賃が高いのではやっていけるわけがありません。

田舎でやる大きなメリットは、ランニングコストが極めて低いということです。

うちの家賃は5万円です。
教室4つ、廊下、トイレ2つあってこの値段ですからね。
しかも保証金、敷金、礼金、一切ありません。

これならなんとかやっていけますよね。
家賃40万のところと比べれば、35万円分売り上げなくて済むわけですから。

⑤通塾までに渡る横断歩道の数が少ない

今の塾は来るまでに通る横断歩道の数が、小学校からは1回、中学校からは0回です。
候補にあがっていた物件は、十字路の一角にあり、周辺だけで2回渡らないといけないのでやめました。

事故の心配もさることながら、心理的ハードルを意識してのことです。
車が頻繁に通るところに車を止めるハードルって大きいです。

⑥学校の延長上に塾を置かない

私は塾が学校の延長ではだめだと思っています。
ただの6時間目的な感じだと、モチベーションがあがらない。
なので、教室の備品も学校で使われているものは一切使っていません。

距離も近すぎないようにしました。
学校から見えるような場所では、児童預かり所のようになってしまいます。

また、民家のような造りや玄関で靴を脱がせることも嫌でした。

とにかくいつもの勉強の環境と違う場所を提供することにこだわりました。

まとめ

塾にとって立地は大変重要です。
子供たちが通いやすくて、面積が確保できる物件というのはあまりないかもしれません。

でもそれを見つけたら逆に大きなアドバンテージを手にすることになります。

あと、場所決めの過程でいろんな人に断られた経験は貴重なものだと思います。
はっきり「めんどくさい」って断られる経験ってなかなかできませんから、ハートが強くなったような気がします笑

ではまた!