「ポイントを貯めて景品と交換できるシステム」を導入して良かったこと・悪かったこと【個人塾経営にっき】

「ポイントを貯めて景品と交換できるシステム」ってありますよね。
大手塾なんかだとやっているイメージがあるのですが、個人塾だと珍しいかもしれません。
私の塾ではこのシステムを導入してみました。
今日は、運用してみて気がついたことをまとめてみたいと思います。
ちなみに外部の業者は全く使っていません。
これからポイント制度を導入する人や、考えている人の参考になればいいと思っています!
ポイントシステムの目的
ポイントシステムの目的は、小学生の勉強モチベーション維持だと思っています。
中学生は頑張ったついでにもらえるよってくらいの感じです。
小学生は定期テストや受験のようなイベントがないため、どうしても勉強がだらけがちです。
中学生は自分の意思で来た子じゃないと受け入れないと決めているのですが、小学生にそれを求めるのは酷かなと思っています。
(ただ、周りの迷惑になるお子さんはお断りしますけどね)
塾で勉強がちょっとでも好きになってくれたらいいなという想いもあってのポイントシステムです。
物で釣るのはどうなんだという批判があるのは分かります。
でも、勉強のきっかけって「自分のため」じゃないかなって思うんです。
「周りにやれと言われたからやる」じゃなくて、「景品が欲しい」でも、「志望校に合格したい」でもなんでもいいから、自分のための目標が必要だと思うんです。
小学生ってそれが見つけにくいです。
ですから、それを提供してみたらいいのかなっていう気持ちがあります。
少なくとも今、川崎町にないものを提供はできているのかなと思います。
ポイントシステムの導入まで
ポイントシステムとは、授業の出席や自習、定期テストの点数などで生徒にポイントを渡していき、最終的に景品と交換できるというものです。
導入までに必要なものはそんなにありません。
ポイントを押したり、貼ったりするもの(ポイントカードなど)と、景品の一覧があればいいです。
景品自体は交換が決まってから仕入れればいいでしょう。
ただ、品切れになりにくいものを選ぶ必要はあります。
やり方はいろいろだと思いますが、私の塾の場合はポイント台紙にハンコを押していくスタイルです。
ハンコの場合、生徒に台紙を出させて押すまでの作業が必要なので、意外と時間がかかります。
シールを渡すパターンもあると思うのですが、作るのにお金がかかるという問題があります。
景品と交換できるという性質上、市販のものというわけにはいきません…
なんかピッ!みたいなのでできれば楽なんですけどね笑
導入にお金がかかるのは嫌ならば、ハンコが一番いいと思います。
オリジナルのハンコでも、3000円あれば作れますよ!
景品の一覧は、イラストレーターで作りましたがエクセルやワードでも余裕でできると思います。
私の場合は商品の写真と説明をつけましたが、商品名だけというのもアリだとは思います。
でも、写真があると見た目が全然違いますよ!
ルールの厳格化が大切
ポイントシステムを導入する場合、ルールは厳格化した方がいいと思います。
先生の気分次第で渡していると不公平感から、ポイントを集める気が失せる生徒が出てくるからです。
ルールをしっかり決めて、その通りにやりましょう。
ただ、学年ごとにルールを変えるのはアリなのかなと思います。
それなら不公平感はないですよね。
うちの場合は低学年はポイントをもらいやすいようになっています。
あと、ポイントを簡単にあげすぎてしまうと、意味がないのかなと思います。
逆に厳しすぎてもやる気が出ません。
この辺のさじ加減は塾長の判断が問われるところだと思います。
ちょうどいいところを探す必要があると思います。
私はちょっとあげすぎかな?難しいところです…
導入して良かったこと
小学生の食いつきは予想以上に良かったです。
小テストなんかでも、90点以上だと1ポイントもらえるのですが、「うわー85点だよー!」みたいな声が聞かれるようになりました。
自然と高めの目標を目指すようになりました。
最初の頃、小学生の漢字テストはボロボロで、20点とか5点とか平気でとってましたから…
そこから比べると大した変化です。
今は平均60点くらいにはなってきました。
ポイントシステムの効果かは分かりませんけど、少しやくに立ったような気がします。
中学生にも結構好評で、楽しんで集めています。
自習室を1時間利用すると1ポイントなのですが、中学生は定期テスト前になると毎日来るので、どんどん貯まっていきます。
あと、たまに景品を見て、これほしーみたいなことも言っています。
彼らは景品が目的で入ってきたわけではないですが、あとちょっとやろうというモチベーションにはなっているのかなと思います。
友達を誘いやすくなるっていうのもあるかなと思います。
小学生なら、入塾のきっかけというか、勉強のきっかけになればいいと思います。
導入して気がついたこと
90点を最初から目指していない子が出てくるようになりました。
90点で1ポイントなのですが、最初から諦めちゃっているんですよね…
どうせ取れないし…みたいな。
これは今後ルールの見直しなどを通じて改善していかないといけません。
あと、ポイントを当日に渡せないことが多いんです。
私が授業に入っている間に自習している生徒にはハンコを押せないので…
そうすると、遡って渡さなくてはいけません。
結果、あげるポイント数が曖昧になることがあるんです。
これはルールの厳格化の観点からよくないことですよね…
まとめ
ポイントシステムを導入すると、面倒なことは増えます笑
今の業務でいっぱいならやらない方がいいと思います。
ポイントシステムって一回始めたら、やめにくいと思うんです。
やめるタイミングが難しいというか…
ですから、やるときはある程度覚悟を決めてやった方がいいと思います。
ではまた!
電子辞書とバスケットボールが同じポイントってのはちょっと…w
確かに笑
良いバスケットボールとあまり良くない電子辞書って感じでしょうかね!笑
私が考えたんですけど笑