開業準備期間に何をするべきなのかを考える【個人塾開業の道のり】

こんにちは!おかだやすのり@jukkeieiです。
私が開業を思い立ったのは、今からちょうど2年前くらいです。
8年間も在籍した、大学卒業の目処が立って、卒業後の進路を考え始めたのがきっかけでした。
当時働いていた大手進学塾にそのまま内部就職をするという道もありました。
しかし後半はあまり楽しく働けていなかったのもあり、それはやめました。
思い立ったと言っても、最初は何かできるわけでもないんですよね。
何せ、4回留年・社会経験なし・貯金0円ですから。
ただ、現在は一応黒字で学習塾を経営できています。
今日は何も知らない状態から開業まで、どんな準備を行ったかをまとめてみようと思います。
これから開業を考えている方の参考になれば幸いです。
開業とは何かを知らなかった
開業って何なのか、何をしたら開業なのかがわかりませんでした。
いきなり仕事して、お金を儲けたらどうやって税金払うんだ?みたいな感じでした。
個人事業と株式会社の違いさえ知りませんでした。
なので、まずは本を読み始めました。
「初めからわかる!個人事業」的な本が多数出ているので、書店に行き2冊買いました。
そして、大学の授業中にそれを読んでいました。
2冊の内容はほぼ同じでしたので、1冊でもよかったなという感じです。
私が読んだのはこの本です。
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どんな申請が必要なのかが明確に分かるので、まず本を読んでみると良いと思います。
個人事業の始まりというのは、紙1枚の申請です。
こんなに簡単なのかと非常に驚きました。
とにかく自分で事業を始めたら開業です。
原則、開業から1ヶ月以内の申請が必要になるので注意しましょう。
[aside type=”boader”] ポイント!
開業するための手続きはめっちゃ簡単!
まずは本を読んで見るといいですよ![/aside]
お金を貯めることは大切です!
お金は必ず必要です。
開業前、私は借金を諦めていました。
「こんな俺にお金かしてくれないだろ…」という思考で、今思えばバカだなという感じです。
多分小さなプライドを守っていたんだと思います。
ですので、目標200万円ってことで、お金を貯め始めました。
かなり時間かかるんじゃないかと予想していました。
もし、お金をしっかり借りようという思考に至らなければ、未だに開業できていません笑
ただし、お金を借りるにしても、自己資金0円はかなりきびしいと思います。
詳しくは下の記事をご覧ください!
[kanren postid=”143″]
私は最終的に恥ずかしながら、40万円だけは貯められました。
お金を貯め始めてからは1年位だと思います。
無駄遣いはあまりしませんでした。
妄想計画書を作ってみました!
妄想で計画書を作りました。
理想の塾を書いてみたんです。
こういう感じで…ここはこうで…みたいな!笑
その時に、だいたいの予想や検索で、費用を算出しました。
そうすると、どのくらいお金がかかるかも見えてきますし、何より楽しいです。
ここで作ったものは、後で非常に役に立ちました。
本物の事業計画書を作る時に、忘れているものがないかをチェックできますし、一度考えていると見直した時に「やっぱりいらないもの」を探すことができます。
妄想計画書を作るなら、非現実的でいいからどんどん作ってみればいいと思います。
現実の壁とはどうせぶつかります。
とりあえず妄想オンリーで作って、その理想をどう現実に落とし込むかを考えてみましょう。
できない理由は腐るほどありますから。
どうやったらできるかを考えることだけに集中しましょう。
[aside type=”boader”] ポイント!
とりあえず、頭の中のことを言語化しましょう。
そこで書いた理想をどうやって実現するかを考え始めることが大事![/aside]
とりあえず開業してみた
大学最後の年は、もうほとんど単位を取っていましたので、実家に住んでいました。
千葉から宮城に引っ越しです。
この時はまだ、借金を考えていませんでした、お金を貯めてから開業しようとしていたんです。
ただ、塾開業に役立つことをしたいという考えから、塾講師として仕事をする一方で、家庭教師を開業しました。
自分自身で広告を作って、ダイレクトメールを送り、門前配布をして、3人の生徒を確保しました。
ありがたかったですね…
1名は高校生になり、1名は現在の塾にそのまま入塾してくれました。
もう1名は部活を優先という形になりました…
この「とりあえず開業」はやって本当に良かったと思います。
日本政策金融公庫から融資が受けられた一つの要因にもなっています。
すでに顧客を抱えているっていうのは、信頼につながるんですよね。
「できることからやる」ことはとても大切です。
というよりも、行動をしていない人は何を言っても信用されません。
[aside type=”boader”] ポイント!
今できることを行動に変えることはとても大事です。
目の前の行動を積み重ねないと、誰も信じてくれません。[/aside]
お金を借りるための情報を集め
先輩の塾長と話をさせて頂く機会があって、その際に「金を借りれないかも…じゃなくて借りるんだ」と言われてなるほどと思いました。
そこで、いろいろと情報を集めました。
日本政策金融公庫からの借り入れのために、自分自身の情報を整理し、妄想ではない事業計画書を書きました。
助成金の情報を入手したのもこの時です。
一つの情報が200万を生み出すわけですから、本当に情報は宝です。
事業計画書が完成し、お金を借りるための面接が始まるくらいには、もう完全に開業のイメージができていました。
大切なことは、いつ開業する!と決めてしまうことだと思います。
その期日に向けて進んでいかないと、ずるずると伸びてしまいます。
このくらいの時期は、毎日のように開業に向けて何かをしていたと思います。
[aside type=”boader”] ポイント!
お金を借りる必要があるなら、情報を集めましょう。
しっかりと情報を集めれば、活路はひらけます。
今はお金を借りたり、投資してもらうのは、簡単になりましたよ![/aside]
やらずに後悔したこと
ホームページの作成はもっとしっかりやればよかったな…と思いました。
自分で学んでやれば、高いお金を払わずに済みます。
ここに関しては今度詳しくまとめたいのですが、ホームページは(基本部分は)そんなに難しくないので、自分でやったほうが良いような気がします。
関連する記事は下から!
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逆に、最初のチラシのデザインはプロに任せてもよかったかなと思います。
今はランサーズやクラウドワークスの力を借りれば、本当に質の高いものができます。
ラクスルを利用すれば、安く印刷できます。
ここは少し後悔しました…
私にデザインのセンスがないのが原因かもしれませんが笑
関連する記事は下から!
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[btn class=”simple big”]
ランサーズの公式サイトを見てみる
[/btn]
ちなみに私は色弱でして、色に弱いんです。
そういう場合は特に外注のメリットは大きくなると思います。
あともっと早くに「融資を受ける」という選択肢を持っていたかったです。
そうすれば、具体的に何をすべきかイメージしやすかったと思いますし、経営セミナーなんかに参加する時間も作れたと思います。
急ピッチで進めたため、セミナーなどには一度も参加できませんでした。
[aside type=”boader”] ポイント!
ロゴはランサーズなどの外注が良いと思います!
逆にホームページは勉強して自分で作った方が良いよ![/aside]
まとめ
書いていて思ったことは、人や制度に助けられているなということです。
人を大事にすることは重要だと思います。
結構裏切られることもあるんですけどね…
それは知らず知らずのうちに自分が裏切っているのかもしれません。
開業を決意した当初、1個上の先輩と共同で経営しようと考えていました。
私は信頼していて、金に困っているというので、いろいろあって10万円ほど貸しました。
結果的にそのお金は1円も返されていません笑
ただ、後悔はしていません。
きっとその先輩は本当に困っていたんでしょう。
情報を集めることも大切です。
助成金の情報は、調べなければ出てきませんし、そういうものが手助けになったりします。
調べていく中で、様々な制度を知ることができますし、今からでも始められます。
これからも人と情報を大切にしながら、経営をしていきたいと思います。
ではまた!
こんにちは、初めてコメントさせていただきます。
6月に新事業として個人学習塾を開塾予定で、開校に当たっての情報収集をしていた所
おかだやすのりさんのブログを見つけることが出来ました。
大学卒業後、資金0からのスタートと驚くばかりでした。
行動に起こしてみる、妄想計画書で文字に起こすことが大切と気づかせていただきました。
ありがとうございます。
そこで2つ質問がございます。
1つめは実際塾を始められるまでのスケジュールはどのような流れでしたか。
2つめは塾を開校するまでに意外とやっておくべきポイントなどありましたら、教えていただきたいです。
もし可能でしたら教えていただきたいです。次回のブログの更新も楽しみにしています。