地方の小学生の学習に対する私の考え方!楽しく勉強が一番だ!【個人塾経営にっき】

小学生の学習に対するモチベーションの維持って難しいです。
中学生になれば自分の将来を見据えて、勉強が必要だということがわかります。
また、「定期テスト」「受験」で競争にさらされるため、モチベーションを上げるタイミングがいくつかあります。

小学生には「競争」も「目標」もありません。
もちろん生徒によってはそれを持っている子もいますが、私の体感ではそう多くありません。
まだ小学生ですから、目の前の楽しいことを優先してしまうのは当然です。
特に地方の場合、それが顕著であると言えます。


ただ、塾を経営している身として、どういう風に小学生の勉強と向き合うべきかを考えることは重要です。
小学生で勉強習慣を鍛えておくことは、それ以後の学習に好影響を与えることは、実際現場で子供たちを見ていると明らかですしね。

子供は放っておいても遊びます。
大人が子供に好かれたいがために、勉強を放置してはいけません。
(放置するなら徹底的に!)

今日は地方の小学生の学習モチベーションについて、私が考えていることをまとめたいと思います。

田舎に中学受験という選択はほぼない

田舎の平均所得は、都会よりも低いです。
これは事実ですから仕方がありません。
共働きでも平均年収300万くらいのご家庭が多いです。

私の塾もその傾向に合わせて、少し安く料金を調整しています。
一般家庭で家計に占める教育費の割合が5%〜8%程度だと考えると、そこまで高い設定にはできません。

その中で、「私立受験」を選択する家庭というのは少ないです

そもそも宮城県の場合、上位の私立中学校がないということもその要因の一つと言えます。

県立・市立の上位中学があるのですが、市立は仙台市でないため受験できません。
県立は倍率が高く、選択肢に入ってこない状況です。
これは仙台市内でも同じようなことが言えます。

田舎よりは機会は多いでしょうが。

つまり、小学校卒業の先に「受験」が控えているという子供が極端に少ないということです。
首都圏はここが全く違います。
御三家を受験するような子供と、そのまま公立の中学校に入学する子供が一緒の教室で学んでいます。

「勉強」を考える上で、見えている幅が全く違うのです。
これはモチベーションの差に直結しているように思います。

ポイント!

地方は中学受験が極端に少ない!だから勉強に対するモチベーションの差が生まれやすいのでは!

勉強をさせるという風土がない

「受験がない」という状況が手伝ってか、田舎にはあまり小学生に勉強させようという風土がありません。
そうでない方もたくさんいますが、少ないのは間違いないと言えます。
私の塾が開業したとき、いち早く目をつけてくれた保護者の方は、教育の意識が高い方だと言えるでしょう。

「小学生が勉強する必要なんてない!いっぱい遊べ」と教わることも多いようです。
確かに、勉強だけが全てではありません。

でもその場合は、中学生で突然勉強をさせることはできないと思った方が良いでしょう。
中学生から突然人が変わったように勉強に力を注ぐなんてできるわけありません。
小学生の頃の基礎力が絶対に必要です。

小学生の頃に「勉強しなくて良い」と子供に伝えるならば、中学校で子供が勉強をやらないことを同時に容認するということです。
もちろん「勉強しなくて良い」と伝えてもやるかもしれませんが、それは子供の性質次第です。

「勉強しなくて良い」が徹底しているなら全く問題ないと思います。

ポイント!

勉強しなくて良い!って伝えるのは問題ないけど、それなら勉強以外で生きて自立する覚悟が必要!

小学生の学習モチベーションをどう維持するか

モチベーションが上がらないと嘆き続けても仕方がないので、解決策を考えます。
私の塾で行なっている、モチベーションを維持するための方法は以下の通りです。

①模試を受ける

模試を受けたことがない小学生が多いので、偏差値を周囲と比べて楽しんでいます。
小学校には人と競うようなテストがあまりありません。
でも、人間ってランキングとか大好きですよね。
そういう機会を提供することが大切だと思います。

過剰に自信を持ってしまったり、過小に自分を評価してしまったりしないためにも、模試は機能しています。
偏差値が出るので、自分の立ち位置を認識して、学習のモチベーションになることを期待しています。

②ポイントシステムの導入

ポイントシステムはテストの点数や出席でポイントがもらえ、景品と交換できるシステムです。
こういうのは、しっかり運営することが大変です。

小学生はやったことを「ポイント」という形で見える化することで、やる気アップに繋がると思います。
よくニヤニヤしながらポイント景品表を見ている生徒もいます。
実際に交換すると、さらにモチベーションが高まると思うので、安く交換できる商品も用意しています。
これについてまとめた記事が下!読んでくださいな!

「ポイントを貯めて景品と交換できるシステム」を導入して良かったこと・悪かったこと【個人塾経営にっき】

2016.11.07

③アルゴゲームの導入

アルゴゲームとは互いに数字を当てあるカードゲームです。
楽しそうにやってますし、数学的思考が必要なゲームなので学力向上にも効果がありそうです。
小2の子供なんかは目に見えて上達していて驚きます。

楽しみながら勉強するという方針にぴったりのゲームです。
大人がやっても結構奥深いゲームなので、私も子供たちとよく戦っています。
運の要素も多少あるので、負けることもあるんですよね。
それが良い効果を発揮していると思います。

将棋みたいに実力の差がはっきりしてしまうと、できない子はやる気を失ってしまいますから。
実際に使っているところ!↓


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④中学生と同じ自習室で勉強

小学生が自習室で中学生を見ると、気が引き締まります。
小学生って「大人」よりも「お兄さん」を見て育つ傾向にあると思うんです。

うちの中学生は結構勉強をやっているので、それを見ていると真剣にやる雰囲気を味わえます。
そのため、小学生が自習するときは、あえて中学生がいる時間に呼んでいます。

小学生だけの空間じゃないということが、学校と違う、塾だけで得られる経験と言えるでしょう。

以上なのですが、③以外はびっくりするくらい普通のことです。
でも、田舎にはただでさえモチベーションを維持しにくい中で、こんな普通の環境さえもなかったんです。
ですから「田舎にある普通の塾」を目指す必要があるように思いました。

ただし、中学生の扱いと、小学生の扱いは完全に分けています。
小学生は、できるだけ楽しく授業をやる。
勉強が楽しいと思いながらやってくれればOKで、中学生になったときのために基礎学力だけはしっかりつける。
割り算・掛け算ができないと学習がどんどん遅れてしまいます。

中学生に関しては、自分の意思で入塾したんだからしっかりやるのは当たり前という方針です。

小学生の学力向上は親の介入が大切

いろんな考え方があると思いますが、親がある程度勉強をやらせるのは必要だと思います。
特に小学生の場合、親が宿題をやっているかチェックしたり、やり方を教えたりするのは有効でしょう。
まずは家庭での勉強をしっかりやる。
それが根本にある必要があります。

「子供に任せてます」とはよく言いますが、これだけではいけません。
子供に任せるなら本当に最後まで任せないといけないです。
「子供に任せています」と言いながら、親の期待が多く入っているっていうパターンは多いですからね。

親の考えたレールがあって、「自分で選んだ」ように見せかけるというのは責任回避以外の何物でもありません。

ただ、全てを親が介入するというのもダメです。
どこまで介入するかに工夫の余地があるのであって、「介入する・しない」の二択にならないように心がけたいものです。

このバランスはとても難しいです。
保護者の方は、それだけ難しいことをやっているんですよね。
私は地方に塾を作ったものとして、地域の保護者のみなさんに教育に関するお手伝いをしたいなと思います。

ポイント!

親の介入は勉強にはあっても良い!ただ、ここはいろんな工夫が必要なところ!
よく考えて第三者の力を借りるときは借りる!
そんな時に塾があると良いよね!

まとめ

地方で小学生の学習モチベーションを維持するのは難しいことです。
そのため、楽しく勉強できる工夫が必要です。
勉強の本当に楽しいところまで行けば、あとは自分で楽しさを発見していきます。

また、「勉強はもともと辛いものだ」という思考停止に陥らないように、新しい情報をどんどん入れていかなければなりません。
タブレットでの勉強や、ゲームの導入など、やれることは色々とありそうです。

私自身も新しいものをたくさん取り入れていきたいと思います。

ではまた!