個人塾は顧客のニーズを掴み、差別化をどこで行うかが大切です!【個人塾開業までの道のり】

こんにちは!おかだやすのり@jukkeieiです!

私は、宮城県川崎町のというお世辞にも栄えているとは言えない地域で学習塾を経営しています。
地方での学習塾経営は、首都圏や地方都市と異なる点が多いです。
その違いは想像はしていましたが、想像以上でした笑

どんな事業も、「消費者の特性を知る」ことは大変重要です。
私の場合、顧客は地域の生徒と保護者です。

この特性に合わせたマーケティングが必要になるのは言うまでもありません。
今日は「田舎」という場所に学習塾を作る上で注意したことをまとめてみたいと思います。
田舎での開業を目指している人の参考になれば幸いです。

田舎らしい塾は作らない

私が開業する地域には、すでに幾つかの学習塾がありました。
しかし、それはいかにも「田舎向け」にカスタマイズされた形式のものでした。
いわゆる「普通の塾」ではないのです。

 周辺にあった塾

「土曜日だけ開いていて、全学年合同の授業をする」
「個別塾だけど5人くらい一斉に授業をする」
「自習のサポートだけ行う」

って感じの田舎の事情に合わせたものになっていました。
かなり柔軟に生徒の事情に配慮してくださることでしょう。

でも、
それだとあくまで「田舎の塾」という領域を超えません。

町内から頑張って上位の学校に進学したい生徒は、仙台の学習塾に通うことになります。

意識しておらずとも、補習塾化してしまっているように思うのです。
それはそれで大変有意義なことですが、私の目指すところとは違います。

私は、「田舎」を都会に負けないものにしたいんです。
「田舎」だから都会よりスケールダウンさせたものを提供するのは違うんですよね。

ですから、私が目指したものは「普通の塾」です。
塾のスケジュールがあって、生徒がそこに来て授業を受ける。

「田舎の塾」ではなく「田舎にある塾」にする必要があると思いました。

そのため、内装や備品にこだわりました。
「安物感」を出さないように配慮しました。
安物感が出てしまうと、「あぁ田舎の塾ね」となってしまいます。
内装と備品合わせたら、結構な金額を使いました。

差別化をどこで行うか

事業計画書とか作っているとよく出てくる言葉で「差別化」というものがあります。
私も日本政策金融公庫で融資を受ける際、ここに関しては多くのことを聞かれました。

私にとって、差別化は「田舎にあること」そのものなんです。

もし、私が多くのライバル店のある地域で事業をするなら、ターゲットをかなり絞ると思います。
国語専門塾とか、ジュニア専門塾とか、スポーツ専門塾とか。
ライバルに勝とうと思ったら、自分の事業の特色を明確に打ち出す必要があるわけです。
正統派の塾を開くなら、それは多くのライバルと戦って勝つという差別化が必要になります。

ただ、田舎でこれをやると元々少ない分母をさらに分けることになってしまいます。

「差別化+差別化」は極端にターゲットを減らしてしまい、単価を上げなければ回らなくなってしまいます。
田舎は平均所得が高くありませんから、強気すぎる設定は仇となります。
ターゲットを絞りすぎず、でも他の塾との違いを見せるというバランスが大切です。

ポイント!

差別化をどこでするかは自由!とにかく顧客が求めているものにアタックしよう!
でも絞りすぎは自分の首を締めることになるかも。

広告で参入障壁を作る

うちの地方にもともとあった塾は、広告を打っていませんでした。
学習塾にとって、広告宣伝費は負担の大きな要素です。
ただし、田舎だとそうでもありません。

折り込みチラシで新聞を取っている全世帯に配布してもうちの地域なら1回2000枚ほどです。
とても安く宣伝できることになります。
これは都会の塾との大きな差別化になります。
浸透が早いですから、しっかりと授業の満足度を高めれば、口コミも広まります。

つまり周知を爆発的に増やせるわけです。

これはそのまま参入障壁にもなります。
地域に根付いてしまえば、そこに後から同じ業種で参入するのは難しくなってきます。
(もちろん絶対ではありませんが)

前提として、顧客の満足度を高める必要があるのは言うまでもありません。
浸透が早いということは、悪い噂が広まるのも早いですから。

しかし、授業や接客に自信があるなら、田舎という選択は大いにアリだと思います。

ポイント!

差別化も大事だけど、参入障壁も大事!
どうやって顧客のここじゃなきゃダメと思ってもらえるかを考える!

「ししなご進学塾」の成果

生徒数は田舎の割に結構集まりました。
初年度で、中学校3年生は9人集まっています。
そして、黒字で経営できるレベルになりました。

もちろん年ごとにゴソッと抜けるので、新しい手を次々と考えていかなければいけません。
しっかり成果を出して、中3が後輩に声をかけるような塾にしたいと思います。

実は9人という数字はなかなかの数字です。
なぜかというと、近隣中学校の3年生は55人しかいないんです。

中学3年生の16%が通塾しているということです。
町の中学校3年生の6.2人に1人はうちの生徒ということになります。

こうなってくれば、あとは満足と結果を与えるだけ!ということになります。
ここまで来るのに、都会で学習塾を始めると相当かかるような気がするんですよね…

一応の成果ですが、まだまだなのは承知の上です。
結果出さないとな!って感じです!

まとめ

「差別化」は何も事業の内容だけではありません。
ターゲット、地域、価格、質、量、見せ方など、様々な角度から考えられると思います。
1から何かを作り出すのもいいですが、もともとあるものを利用してみたほうが行動に移しやすいでしょう。

フリーランスが増えている昨今、学習塾の独立も今まで以上に増えることが予想されます。
大手の看板に身を任せているだけでは厳しくなることは間違いありません。

自分自身に何ができるのかをしっかり考え、周囲の人にできないことをやろうと思えば、自然と差別化に繋がるはずです。

ではまた!