「田舎」のメリットを最大限に生かす個人塾開業【個人塾経営にっき】

こんにちは!おかだやすのり@jukkeieiです。

私は、起業をしようと決意してから、地方の課題、利点、開業の手続き、資金調達方法、などを自分なりに調べ、「田舎での開業に勝算がある」という結論に達しました。
そして、2016年4月、宮城県柴田郡川崎町に「ししなご進学塾」を開校することができました。

生徒数3人からスタートした「ししなご進学塾」は、2016年9月24日現在、生徒数20名です。

最初の頃は不安でいっぱいでした。
本当は想定しているような需要はないんじゃないか…とか、値段が高いかなぁ…とか色々悩みました。
しかし「田舎の利点」のおかげで、この人数の段階で黒字経営となっています。
とりあえず当面の目標は50人で、この目標が達成できれば黒字の幅もかなり大きくなる予定です。

20名という人数は、おそらく普通の学習塾だと成り立たないと思います。
風の噂では、生徒数200名で赤字の塾もあるそうです。
なぜそんなことが起こるのか。
その答えはランニングコストにあります。
私が開業前に考えた、「田舎開業」の利点について今日はまとめてみたいと思います。

ランニングコストは赤字のリスクまで考えないと

ランニングコストはできるだけ低い方が良いのは言うまでもありません。
この点において「都会」の事業はかなり苦戦することが予想されます。

「都会」事業に求められることは、「ランニングコストに負けない高利益を生む」「ランニングコストの少ない事業を行う」「そのどちらも」ということになります。
「都会」だと大きなランニングコストを支えていくだけの人口と平均所得の高さが期待できます。

ただ先ほども書いた、生徒数200人でも赤字の塾のようなケースもあります。
それは「都会」での事業におけるランニングコストが異常に高いことを意味しています。

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その塾のランニングコストは


一等地の家賃→100万円

アルバイト講師を40人→1人あたり4万円なら160万円
正社員は5人→1人あたり30万円なら150万円
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ざっと計算しても、顧客単価2万円ではとても追いつきませんね…
社員一人当たりの給料は30万くらいはあると思います。(手取りではなく)
室長クラスなら40万くらいはいくでしょう。
しかも大手塾なので、本部に取られるお金もありますよね。

アルバイト1人に4万くらい払っているとして、そこに光熱費、リース代、駐車場、通信費、諸々合わせたら、赤字になってもおかしくないように思います。

でも、この塾は月単位で赤字の時があったとしても、夏期講習、冬期講習、春期講習を含む、1年のトータルは黒字のようです。

私はこれってすごく大きなリスクだと思うんです。


だって、近くにライバルの塾ができて、生徒数が大きく減ることだって十分あり得ます。
その瞬間から、大きなランニングコストの負担を抱えることになってしまうということです。

ランニングコストが大きい塾は、生徒数が大きく減った時から、低空飛行を続けられる期間が非常に短いです。
最大の赤字幅が大きいので、赤字状態での我慢がきかないことが多いんです。

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つまり
①500万の売り上げー400万の出費=利益100万!
よりも
②150万の売り上げー50万の出費=利益100万!
の方が良いと思うのです。
同じ利益なのに、リスクは小さいと言えます。
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利益率が違うじゃないか!という指摘がありそうですね。
確かに、利益率が①よりも②の方が高くなっています。
でも、田舎でのランニングコストの低さは、「都会」のものとは比べ物にならないレベルなんです。

次にそれを示してみたいと思います。

私の塾のランニングコスト

さっきの赤字の塾に比べたら、段違いに安いです。
具体的には20分の1以下です。

ランニングコストをざっと考えると以下のようなものがあると思います。
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①家賃

②人件費
③広告宣伝費
④光熱費
⑤リース代
⑥返済(借りているなら)
⑦他こまごま
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田舎はこれらが極端に安く済むんです。

一例を挙げると、私は地域の一番大きなスーパーの駐車場に畳3枚分の大きな看板を立てています。
この場所代は月4000円です。

新聞折込をするにしても、大規模に配布する必要がないので、1回で5000円程度です。

家賃も月5万円で借りることができています。

全部ひっくるめても、月のランニングコストは概ね20万〜25万に収まります
人を新しく雇うタイミングでランニングコストが上がることになりますが、今のところはこんな感じです。

黒字までの距離が短いので、リスクもそこまで高くありません。
ダメなら潰れますが、何度でも立ち上がれそうです。

ランニングコストリスクを回避しつつ、チャレンジングに開業が可能なのは「田舎」のメリットでしょう。

何度でもやり直せるという利点

開業すると、いろいろ不安で考え込んでしまうことも多いです。
多分他の塾長さんとかも、そういう時ってあるんじゃないかなぁ…

でも、それってそもそも「廃業は恥だ」っていう前提に縛られているからのような気がします。

私は、この塾を本気で大きくしていきたいと思っています。
ただ、需要のないところで頑張ろうとは思いません。

私が無能で、当初見込んでいた需要なんて本当はなかったとすれば、廃業やむなしです。
だって、需要を完璧に見込んで開業できる人なんていないでしょ?

需要が見つけられなくて行動できない人よりは何倍もマシだと思うんですよ。

ダメなら、また立ち上がればいいと思います。
アルバイトすればいいし、準備期間は友達の家に転がり込んで家事の手伝いをしてもいい。
(その時は誰か僕を飼ってください)
それでまた再起まで持っていきますよ。

だから、少資金で始められる田舎の開業はとても面白いと思うんです。
何度でもやり直せる。
本物の需要を探し当てるまで何度でもチャレンジできるんです。

これも「田舎開業」のメリットだと思います。

まとめ

「田舎開業」というと、結構バカにされることもあるんですよね。
「田舎なんて都会で負けた奴が行くところだ」なんて言われたこともあります。

でも、都会にいて何もできないでいるより、田舎に行って何かを始めた方が価値が高いと思います。

「開業資金が足りないから」とか「ランニングコストが不安だから」という理由で始められないなら「田舎」という選択肢はありなんじゃないでしょうか。

都会まで出るのも今は結構早く出れますしね!

ではまた!

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